モノトレーサーを使った電脳せどり
この記事では、インターネット上のショッピングモールで販売されている商品をモノトレーサーを使って仕入れ判断をする方法について説明していきます。
「これから電脳せどりを始めたい!」という初心者の方にも理解できるような内容となっているのでぜひ参考にしてみてくださいね!
電脳せどりにおけるモノトレーサーの利用
モノトレーサーはPCからも無料で利用できるサイトなので、店舗せどりだけでなく電脳せどりでも便利に使えるツールとなっています。
リサーチ方法
それでは実際に、モノトレーサーを使った電脳せどりのリサーチ方法を説明していきます。
今回は、以下の「カメラ」を例にPCで仕入れ判断をしていきます。
項目 | 内容 |
---|---|
メーカー | ソニー |
商品名 | ソニー デジタルカメラ Cyber-shot DSC-W830 |
JANコード | 4905524972535 |
メーカー希望小売価格 | オープン価格 |
商品写真 |
① モノトレーサーでの商品検索
今回はキーワード検索でリサーチを行います。まずは、モノトレーサーの検索窓にキーワードを入力し、検索ボタンをクリックします。
複数の商品がヒットしましたが、赤枠の商品を調べていくことにします。クリックして商品詳細ページに遷移しましょう。
② 商品画像・詳細の確認
詳細ページの各種情報を順に確認していきましょう。
まずは、商品画像を見ると、「標準サイズ」の記載があるため、他の標準サイズの商品と同梱して送れることが分かります。
③ 損益分岐点
新品価格が23,000円でFBA手数料差引後の入金額が20,723円、出品者数が25人であることが確認できます。
④ 月ごとの販売数
直近1ヶ月で46個、3ヶ月平均で55個売れていることが確認できます。
ここで、各種リンクから「Amazon商品詳細ページ」をクリックしてAmazonの販売ページに遷移し、新品最安値のFBA出品者数を調べます
今回の商品の場合、新品最安値のFBA出品者は5人でした。
自分がこの商品をFBA出品して最安値で出品した場合、出品者数が計6人となるので、およそ6分の1の確率で購入されるということになります。
月に46個売れる商品が約6分の1の確率で売れるので、月に7個以上は売れることが分かります。そのため、1ヶ月で売り切ると想定した場合、7個までが仕入れ対象と判断できます。
⑤ チャート
チャートの各項目を分析すると、リサーチ対象の商品は以下の表のような特徴があることが分かりました。
項目 | 分析結果 |
---|---|
価格 | 年間を通して価格の変動がなく、Amazon本体も一時的に出品してるだけなので良い商品 |
出品者数 | 大きな変動はなく特殊な波形も示していないので問題なし |
ランキング | 年間を通して〜9,999位なので売れ行きは問題なし |
モノレートユーザー | 30人以下なので問題なし |
⑥ 利益計算
それでは、最終的な利益計算をしていきましょう。
この商品の場合、20,000円以下で仕入れることができればしっかりと利益を取れることが分かります。
⑦ ショッピングモールでの商品検索
実際にショッピングモールで商品を探していきましょう。
各種リンクから「楽天」のボタンをクリックすることで、すぐに楽天市場の商品一覧画面にアクセスすることができます。
すると、「楽天Joshin店」で利益が出そうな商品を見つけました。
価格は18,700円なので、十分に利益が出る商品であることが分かります。さらにポイント10倍を含めると利益率19%以上になるため、仕入れ対象の商品と言えます。
ちなみに、モノトレーサーでは「ビッグカメラ」「ヤマダ電機」「ヨドバシカメラ」の各ECショップにおいて、ワンクリックで関連キーワード検索をすることができます。
各種リンクから「ビックカメラ」を選択すると、以下のようにボタンが表示されます。
「商品検索(店舗EC)」をクリックすると、選択した関連キーワードで検索をすることができます。
キーワードを選択して検索ボタンをクリックすると、自動でキーワード検索がされた状態でビックカメラのECサイトが開かれます。
利益商品が1つ見つかったら、関連キーワードで利益商品を派生していくのが良いでしょう。
また、各種リンクから「ビックカメラ」をクリックした後に「店舗マップ表示」を選択すると、付近の店舗情報も知ることができます。
今回のリサーチした商品を店舗へ回収に行く場合は、あらかじめお店を調べておいて最短の仕入れルートを作成するようにすれば効率よく回収ができることでしょう。
まとめ
ここまで、モノトレーサーの見方からリサーチ方法を解説しました。
モノトレーサーはKeepaのBuy Box statisticsやトラッキングといった機能はありませんが、損益分岐点がパッと見で分かる点や出品制限確認など、初心者に優しく使いやすいツールです。
Keepaは有料版を契約しなければ稼いでいくことは難しいので、せどりに慣れるまでは無料のモノトレーサーを利用することをオススメします。
無料ツールでもリサーチに必要な機能は充分備わっていますので、どんどん活用していきましょう。